愚者の仮面

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自由とソラ

2012/09/10 21:38

 突き抜けるような蒼穹。
 そこを横切る影に傍らで弟がはしゃいだような声を上げた。

「うぉぉ、すっげぇ! 今の見たか!? 見たよな!?」
「五月蠅い」
「そんな難しい漢字で言われても俺わかんねぇぞ!」
「それは自慢にもならないだろう……」

 呆れた私に気付く様子もなく、彼はくるくると視線を空へ遊ばせる。

「鳥だ!飛行機だ!いや、あれは...!!」
「ただの紙飛行機だろう」
「そう、それ!」

 ただの紙飛行機が空を舞っているだけでこのはしゃぎよう。
 我が兄弟ながら純粋な奴だと感嘆せざるを得ない。
 
 しかし、正体を知らなければ飛行機だって飛行船だってUFOだって、全て一緒くたなのかもしれない。
 
 純粋に空を眺める楽しみ。
 弟の見ている世界はどんな所なのだろうか。
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何だか元気が良くて気持ちのいい話ですね(笑)。
ノリがよくて、この掌編が好きです。
なんだか草原を駆け回っていそうで。

投稿日
2012/09/10
投稿者
上の空一助
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Re: タイトルなし

>上の空一助さん
何故か最近「昔の方が発想力があったなぁ」とか思ったりしますw
過去の小説を読み返すと「どうしてこうなった」というのもあるのですが「よくこんな発想したな」と、我ながら感心するものもありました。

そういうことを考えて書いたのですが、想像以上に解放感溢れるお話になって自分が一番びっくりしてます(笑)
このお話を好きだと言って頂けて嬉しいです。ありがとうございます。

投稿日
2012/09/13
投稿者
有里馨
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