愚者の仮面

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甘い密室

2012/05/16 22:51

 ちいさな町のちいさな家に小さな小さなおんなのこがいました。

 おんなのこはお母さんが大好きでした。
 お父さんはいないけど、幸せでした。

 そんな幸せなある日、お母さんが言いました。

「出かけてくるね。おやつ食べて待ってて」

 カラフルな金平糖。
 それだけを残してお母さんは知らない男と笑顔で出かけて行きました。

 少女は金平糖を食べ、それでもお母さんと食べるため2つは残して待ちます。

 しかし、日が沈んでもお母さんは帰ってきません。
 日が昇っても帰ってきません。

「おかあさん?」

 おんなのこは閉じられた小さな部屋で、ひたすらおかあさんを待っているのです。


 いつかのある日、小さな町の小さな家で小さな女の子の遺体が見つかりました。

 傍に砂糖菓子をふたつ残して。
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